そーだいなる格ゲーの話

そーだいなる格ゲーの話

格ゲーを強くなるためにやってること

具体的なテクニックの話とか発信している人は多いし参考になるんですが、マインドセットとか自己管理みたいな話になると「気合でやっている」「ガーッとやってパーン」みたいな言語化がそんなに深められていないプレイヤーが発信者のほとんどなので、言語化得意パーソンであるそーだいさんの話が聞きたい

 って言われたので、ちょうどグラブルVS、スト5と新規ゲームをやっていく中で自分が取り組んだことなどをまずは話をしてみようと思う。 ちなみに初心者は対象にしない。 少なくともある程度必殺技は自由に出せて、基本的なコンボがどれかの格ゲーでは出せる程度のレベル、初級者から中級者程度を対象にした話だ。

最初にやるべきこと

 まず新しいゲームを始めよう!ってなった場合に自分がやってることを書く。

ゲームのルールを理解する

 システムの理解は重要だが、ここで言うルールは以下のレベル。

  • ボタン配置
  • ゲージの意味
  • 投げ・投げ外し・ダウン回避・ガードの仕方
  • 必殺技とか覚醒必殺技などの出し方
  • 無敵技の有無

 自分の場合は格ゲー歴が長いのでメジャータイトルの続編はちゃんと調べなくてもいきなり触って出来るけど、そうじゃない場合はチュートリアルをちゃんとやるのが良い。 ちなみに2週間くらいスト5の起き上がりが2種類あることを知らなかったのでやっぱちゃんと一回は調べたほうが良い。

CPUをやる

 トレモでもいいけど、CPU戦をするとゲームの理解がより進む。 いきなりランクマに出ても良いのだけど、よほど格ゲー貯金が無いと厳しい。 格ゲー貯金がある場合はチャレンジモードを触ってからやり始めるのがオススメ。

 自分はグラブルVSはチャレンジを全部埋めたし(対戦しながらだけど)、スト5はキャミィのチャレンジを全部埋めてからランクマを始めた。 チャレンジモードを埋めるメリットはコンボをある程度理解できる。

 フレームとかセットプレイとか難しい話は一旦置いといて、まずはCPU戦で動かせる程度に遊ぶのが良い。 ちなみにCPU戦でCPU対策を見つけれる人は対人でも同じように対策が出来るようになる。 CPU戦は大事なのだ!

コンセプトを理解する

 格ゲーは相手にダメージを与えないと勝てない。CPUのレベルが低いとボタンを押してくだけで勝てるが、ボスを倒そうと思うと適当に押すだけでは難しかったりする。 そこで自分が使ってるキャラのダメージのとり方を覚えよう。 重要なのが基本的にキャラごとにコンセプトだ。 ザンギエフは投げが主力だし、リュウ波動拳、ケンは昇龍拳。 そのコンセプトを理解しているとダメージも取りやすくなるはずだ。 キャミィだとスピードを生かした動きだし、ガイルだと飛び道具を軸にじっくり立ち回る。

 キャラごとのコンセプトを理解した上で、自分の向き不向きがわかればキャラ替えしても良い。 逆にキャラ愛があるなら、苦手な部分を改善する覚悟をしよう。 そーだいさんは地上戦が強く、歩き、飛びが強いキャラを使う。 カプコンのコンセプトでいくとケン、春麗キャミィ、ガロンなどが該当するし、グラブルVSではカタリナを使ってる。 KOF98の大門は該当しないんじゃないかって?大門は強いから(真顔)。

 そういう延長にキャラ毎のセットプレイや強い行動が出てくる。 リュウやガイルはぴょんぴょん飛ぶキャラじゃないし、ケンやキャミィは自分から前に出て試合を作る必要がある。 そういう部分もキャラ選びに関して重要なところだ。

 逆に苦手なキャラを知っておくことも大事。 そーだいさんは左手が忙しいキャラ(コマンドが難しいキャラ)や溜めキャラは基本的に使わない。 あとおっさんキャラも使わない。

 長くなったのでまとめる。

  • キャラのコンセプトを理解して長所を知る
  • 長所を使った強い行動を知る
    • リュウだと中足、大ゴス、波動→昇竜の鳥かごなど
  • 苦手な場合は別のキャラを触ってみるのも手

ダメージを取る行動を覚える

 コンセプトを理解したらダメージを取る。 前述でも述べたが、ダメージを取らないと勝てない。 そこで重要なダメージ減が以下の通り。

  • 地上戦の主力技
  • 対空
  • 崩し

 地上戦そのものは難しい話になるので今回は説明しないが、強そうな技を知ることが大事だ。 格ゲー貯金が多いと嗅覚が反応するが一般的では無いので動画で見たり攻略Wikiを見ると良い。 対空なんかもそのへんを見ると書いてある。

 最初のうちは地上戦、難しいから対空だけをしっかり取ることを意識しよう。 対空は読み合いではあるのだけど、地上戦を考えるのを辞めていると取れるはずだ。 キャラにもよるがワンボタン対空出来るキャラは最初はワンボタンで良い。 意識しなくてもそのうち対空が出せるようになる。 次は飛びを読んだら昇龍拳を出せるようになって、そこまで来たら地上戦を意識するステップ。

 それまでは地上戦をしてるフリだけで良い。 ウロウロして強そうな技置いとくと勝手に食らってくれる。 差し替えされたら相手が上手い、諦めよう。

 逆に飛んだら地上戦無視出来るから相手に対空が取られるまで飛んで良い。 対空を確実に取られる場合に地上戦をするようにしよう。 ただスト5だとシルバー帯くらいから普通に対空取ってくる。

 崩しは最初のうちは一番重要だ。 なぜなら読み勝ちさえできれば手っ取り早くダメージを一番取ることができるからだ。 基本的には投げと打撃は対になるように作ってあるのでまずはそれで二択をかけれるようになろう。 ダウンから強力な崩しがあるなら地上戦の難しい差し合いよりも手っ取り早くダメージを取れるようになる。 ゲームによってはセットプレイで崩せる場合はまず最初にそれを練習すると良い。 グラブルだと投げや強制ダウンからの詐欺飛び、ギルティだと飛び道具を重ねた起き攻め、スト5なら有利フレームを取れる行動を重ねた上での投げと打撃の二択だ。

 まとめると最初に意識するのは崩しと対空だ。 最近のゲームは対空を取るとそのまま起き攻めで崩しがセットにできる場合が多い。 すると対空→崩しでダメージ元が出来て勝ちパターンが見えてくる。

不要なダメージを減らす

 逆に不要なダメージを減らすことも大事だ。 ガードをずっとしておくのも大事だがとはいえ最近のゲームはガードしてもジリ貧なことが多い。 そこで起き攻めの返し方も知っておく必要がある。 格ゲー貯金が多い人は強い逆二択や安定行動を覚えればいいが初心者の場合は2つ。 ガードとリバサ投げのような簡単な逆二択だけ覚えよう。

 理想は暴れが通ると崩しがセットについてくるような暴れが理想。 ただし、これは強力な麻薬なのでこれで勝ててしまうと暴れん坊将軍に育ってしまう諸刃の剣。 後述する目標設定をちゃんとするようにしよう。

対戦する

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 上のことが全部できなくても対戦はすればいい。 ランクマでもプレマでも行って恥じることなど何もない。 ただやる上で下記のことを大事にしよう。

 ちなみにそーだいさんはすぐランクマ行く。

目標を持って取り組む

 ここが一番大事。 例えば崩しを練習したなら、その崩しにトライしよう。 失敗してもいいし、返されてもいい。 とにかくチャレンジして身につける。

 最初のオススメは対空を意識すること。 そーだいさんどんなときでも対空は意識してる。 で目標設定は「無敵技の空振りにフルコンボ決めるぞ」とか「相手の前ジャンプは絶対対空取るぞ!」とか「適当に暴れんじゃなくて投げを読んで外すぞ!」とか具体的な目標設定が良い。

 ある程度慣れてきたら中足に差し返す、ザンギエフの投げを読んで垂直する、みたいなのがある。 ザンギエフの投げを読んで垂直するなら極振りで垂直を入れるくらいに極端にチャレンジしよう。 それくらい意識しないと実践で出来なかったことは出来るようにならない。 時々いきなりできるやつ居るけど羨ましい。

 これは慣れてきたらキャラ対策を身に着けていくときなども同様。 一つ一つ取り入れていく。 レベルが上がってくれば-2フレの技をガードしたら投げと5フレの通常技で二択を仕掛けるなども出来るようになっていく。

反省はするけど、一つ出来るようになってから次にトライする

 負けたりするとあーあれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と欲が出る。 そういうのは一つ出来るようになったら次をやればいい。 またある程度うまくなってくると出来てたことが疎かになってしまう。

 そういうときは一旦立ち止まってやり直すと良い。 特にコンボなんかはトレモでも練習できる。 いきなりウメハラにはなれないので確実に身に着けていこう。

試合を振り返る

 慣れてくると対戦で勝ち負けがつくようになってくるはずだ。 そしたら何でダメージを取ってるか、何でダメージを取られてるかを見直してみよう。 最近だとリプレイなども充実している。

 振り返ったあとはダメージ元を減らす目標設定や新たなダメージを取れる目標設定をして繰り返していく。

アドバイスを受ける

 何度か目標設定をして繰り返していくと行き詰まることがある。 そういうときは有識者にアドバイスを貰えると一気に打開できることがある。 または上手い人の動画を見たりすると学びがあったりする。

 アドバイスをもらうのが一番話がはやいのだが、難しい場合はTwitterを活用するなどアクションしてみよう。 ただアドバイスが合ったほうがいいが格ゲー上手い人はアドバイスが下手なので話半分に聞くこと。

いったんここまで

 長くなったが基本的にはこれの繰り返し。 目標の立て方や振り返り方、キャラ対策の仕方や試合中の意識分配などはもっと色々あるので別の機会に。