そーだいなる格ゲーの話

そーだいなる格ゲーの話

有利な状況を維持するために、敢えて勝ちに行かない

 無事スト5でプラチナになった。

 ゴールドの頃からの課題は引き続きあるが有利不利の読み合いを丁寧に行ったことで勝率が格段に上がった。 対空は課題が多いが不利な状況を減らすことでそもそも飛ばれるシーンが減り、勝率向上につながった。 だがプラチナになって1週間、勝ったり負けたりが続いていて、なかなかスーパープラチナになれない。 そこでダイヤモンド帯になるために必要だと思ってることを綴る。

有利な状況とは?

 タイトルが全てなのだけど、有利な状況とはなんだろう? フレーム的に有利不利だけではなく、他の要素でも有利な状況というのは多くある。 例えば相手がスタンする直前だったり、倒すことができるギリギリのダメージの起き攻めだったり、画面端に追い込んでるときだったり。 こういう自分が圧倒的に勝ちに近い状態を有利な状況とする。

有利な状況を維持する

 格ゲーに限らず、ゲームのコツは有利な状況に居続けることだ。 例えばギルティギアだと起き攻め中は圧倒的に有利だから起き攻めがループしたほうが良いし、コンボダメージが高いと読み合う回数が少なくて済む。 でいうとコンボダメージが高くても起き攻めの回数が同じなら最大ダメージである必要はなくて、より質の高い起き攻めを選べることが大事*1

 他にもKOFだと気絶やガードクラッシュの手前の状況なども圧倒的に有利な状況だ。 特に02UMや98は気絶やガードクラッシュのタイミングなどをお互いに認知してたり、見えてるので次の読み合いで勝負が決まってしまうプレッシャーがある。 そのプレッシャーが掛かっているだと相手も焦る。 例えば相手が次に崩されて攻撃を食らってしまうと気絶してしまう、とわかっている状況だとしよう。 そこで起き攻めを仕掛けられたりすると焦って無敵技をぶっ放したり、起き攻めじゃなくても安易な行動をとってしまって読まれやすく、自滅してしまう。

 つまりはそういう状況に追い込むことは大事だし、如何にその勝ちパターンを作るかが安定して勝つために必要なことである。

相手の切り返しの選択肢を減らす

 他にもグラブルVSとかは画面端が基本的にめちゃめちゃ大事なので特にわかりやすいのだけど、グラブルVSの場合は画面端に追い込んでる状況を維持することが大事。 なので画面端から出さないために画面端から抜けられる可能性のある選択肢を減らすというのが大事になってくる。 具体的なアクションでいうと起き攻めに行かない距離を詰めに行かないというアクションが実はめちゃめちゃ強い。

 起き攻めに行くと相手とは読み合いで読み負けるとリバサ投げや無敵技で切り替えされてダウン→位置入れ替えや崩しにいくと投げを読まれて前ジャンプされて位置入れ替えをされる。 自分は逆に不利な状況をひっくり返すために積極的に前ジャンプする。 この行動、実は様子見で距離を取ると全部に勝てる。 相手がガードだった時、これは引き分けなので引き続き、画面端で有利な状況をキープできる。 こんな感じで有利な状況を維持する→相手が状況を打破できる選択肢を減らす→リターンを取りに行かないということが大事なのだ。

有利な状況で勝ちに行かない

 切り返しの選択肢を減らすために読み合いに行かない→リターンを取りに行かないってところは伝わったと思う。 その延長上に有利な状況で勝ちに行かないというのがある。 例えばあと一撃で倒せる。気絶をさせられる。勝負が決まるから攻めたい。この心理状況はめちゃめちゃわかる。 だが相手も同じく早く切り返したい、抜け出したいと考えている。 だからこそ、そこで一歩外から様子見をする余裕が大事なのだ。

 この心理戦が成立しないゴールド帯以下はもう有利状況を押し付けて殺しにいけばいいのだけど、プラチナ帯からは次を読み負けると負けると相手もわかっているので必死に抗ってくる。 そこの心理をつくという戦法だ。 そしてもう一歩進むと相手が有利になる状況を作られないようにしてくる。 この読み合いのレベルだと自分はすごく読みやすい*2ので噛み合ったりするのだけど、それは本題ではないので一旦話はしない。 ただロジックとしては一緒である。 ということで勝負が決まる手前で勝負に行かない、崩しに行かない、勝ちに行かないをやっていくことで勝率が上がると読んでいる。

具体的にスト5で意識すること

 スト5だと具体的に圧倒的に有利なシーンはいくつかある。

  1. 空対空で競り勝ったあとの着地の表裏択
  2. 画面端追い込んでスタンリーチ
  3. 次の読み合いで倒せる状況での起き攻め
  4. トリガー発動中で有利フレームを取った後

 これらは単体で存在しつつも組み合わせのパターンもあるし、つまりは勝負所と呼ばれる場所だ。 そこで敢えて倒しにいかない。安定行動を取るということを大事にしていきたい。

具体的な安定行動とは

 スト5は良くも悪くも安定行動と呼ばれるものが少ない。 そこで具体的なアクションを列挙していく。

  • 勝負所での自分の崩しチャンスは遅らせグラップ一択
    • 相手が様子見→投げで勝ち
    • リバサ投げ暴れ→グラップで相打ち
    • 無敵技暴れ→ガードで勝ち
    • Vシフト→様子見、Vシフト見てから確定取れて勝ち or タイミング次第では引き分け
    • 通常技暴れ→ガードで距離が離れて相手優位な引き分け
    • バクステ→端以外だと距離が離れて相手優位なので負けと言えるかもしれないがダメージは無いので良し
    • ジャンプ→場合によるけど位置入れ替えはされる。けどスト5でリバサ前ジャンプ、この読み合いを理解してないと取れない選択肢なので相当の玄人。プラチナには居ない。
  • 画面端の通常前投げ投げ後の読み合いは最速立ち中足
    • リバサの無敵技以外はすべて潰せる(埋まる
    • 通常受け身も後転受け身でも埋まる
    • トリガーがあれば発動からダメージも取れるので当たればリターンがある
    • 無敵技は諦める

 他にもありそうだけど、一旦はこんな感じ。 -2フレの読み合いとかも遅らせグラップ一択にするべきとか、削りCAなどの詰将棋も煮詰める要素は沢山あるけど、それは敢えてほどのことでもなく、粛々と煮詰めていけばいいので今回の大きなテーマにはしなかった。 これらを丁寧に意識できればダイアモンドに上がれると信じて来月の昇進目指して続けていく。

*1:例えばバースト対策とか詐欺重ねができるとか

*2:実際スーパープラチナとかダイアモンドの人の方が勝てたりする